Pumpkin Scissors(4)不公平な世の中

『こいつらが許せないのは――「不公平な世の中」そのものだ』
4巻は、丸ごと「舞踏会編」です。
華やかで贅沢な貴族の舞踏会の影で、寒さと飢えで死に逝く平民を描き、戦災の不公平さを上手く描けているところは流石だと思います。
貴族の誇りと義務、正義とは何かなど今回も様々なテーマが交錯しながら物語が進んでいきます。
守るべき民に刃を向けなければならない苦悩と葛藤を、それぞれの立場で対比して描き出す展開は見事です。
シリアスな展開が続く傍らで突如投じられる、オレルド准尉の「豊満なおっぱいと生意気なおっぱい」発言が見事な脱力感を誘います。
見所の多い巻ですが、ダメな子かと思われていたステッキンの意外な才能もお見逃し無く。

2015年03月01日