私の高校時代の思い出

私は高校時代、私立高校の商業科に通っていました。商業科は2クラスしかなく、女子のみでした。
女子だけのクラスなので、男子の目を気にする必要もなく、クラスは毎日荒れていました。
授業中は、手紙の回し合い。これはひどい時は投げて渡していました。それ以外にも、鏡と化粧ポーチをおもいっきり机の上に出してお化粧をしたり。
教科書を立てて、先生から見えないように早弁をしている人もいました。
早弁に関しては、匂いで気が付くはずなのですが、先生は注意すらしていませんでした。
そんな先生ばかりだったので、生徒からもなめられていて、授業中は私語、雑談だらけ。教室でまじめに先生の話を聞いている人は一人もいませんでした。
先生から質問を投げかけられても「わかりませーん」「は?わかる訳ないじゃん」と答えるのがお決まりのパターン。それに対して先生も「じゃあもう一度説明しますね…」と返すので、その後も授業が静かになることはありませんでした。
授業が終わる5分前には教室の後ろで待機し、チャイムが鳴ったと同時に人気の焼きそばパンを買いにダッシュするのも日課でした。
焼きそばパンとコーヒー牛乳の組み合わせが一番好きだったのですが、大人になった今もその組み合わせが一番好きです。もう今から30年以上前、昭和50年代の学食の話です。
私が通っていた文学部には小さな学食がありました。大学近くにもたくさん食堂があったのですが、やはり学食の方が安いので、もっぱらそこを利用する事が多かったです。テーブルが10個ほど並んでいるだけで、メニューもカレー・麺類・定食など5つほどしかありませんでした。
私がよく好んで食べていたのは一番安いカレーライスです。値段は120円。店で食べるカレーとは違い、どちらかといえば家庭で食べるような黄色いカレーでした。おそらく小麦粉を使っていたんだと思います。薄い豚肉のカケラがチラホラ乗っているだけのカレーでした。しかし、貧乏な学生にとっては120円で食べられる貴重な食事でした。
120円がない時は、生玉子とライスだけ頼んで卵かけご飯にして食べました。玉子が一個20円、ご飯が50円くらいだったと思います。しかし、さすがにそれを食べているのを友人に、特に女子学生に見られるのは恥ずかしかったので、学食の隅の方で隠れて食べました。
卒業式の日、最後の思い出として式の前に学食へ行って、大学生活最後の学食カレーを食べていたら友人と会い、そのまま話し込んでしまって二人とも式には出られなかったのも良い思い出です。
あの学食も今では綺麗に改装されて、おしゃれなカフェのようになっているそうです。おそらくカレーライスもメニューにあると思いますが、いったい今は幾らなのでしょう。肉もたっぷり入っているのでしょうか。
今でも【学食】という言葉を聞くと、あの時の120円カレーの事を思い出します。