緩い弓道部の思い出

6巻は、掲載紙の引越しなどがあった時期の作品のため、作品紹介をかねた短編集的な仕上がりになっています。
まずは、5巻から引き続き、陸情1課、クレイモア・ワンの副長のエピソードが収録されています。後半は、前半の昼ドラからは打って変わってヴァイオレンスなアクション物となっています。
続いて、停戦後も一般人を巻き込んで戦争もどきに明け暮れる地域に、陸情3課乗り込んで、戦災復興をするエピソードです。
そして、最後は今後の伏線となっていく郵便横領取締り編が収録されています。
前巻までの重厚なテーマや感動というものは少ないですが、見所は多くあります。
イチオシは、幕間のマルヴィン姉妹と旦那様の日常です。それぞれのキャラクターが良く面白いです。山に囲まれたのどかな場所にある高校に通っていました。入学して最初に入った部活はテニス部だったのですが、初日に走り込みをやらされたことですぐ断念。あまり体育会系じゃなく続けられる部活はないかなと思っていたら、弓道部にはかっこいい先輩がたくさんいるという噂を聞きつけて見学に行きました。噂どおり、かっこいい先輩が数人いたことで入部を決意しました。今考えるとかなり不純な動機ですね。入部してみると、熱血タイプの先輩が少なかったせいかテニス部でやらされた走り込みなどの訓練もなく、最初の数か月間は練習用のゴム弓を使ってひたすらパチンパチンと弓をひく練習をしてました。その練習すら面倒な時もあったのですが、部活に行けばかっこいい先輩に会えるし教えてもらう時に話もできるしという、武道らしからぬ動機で部活に打ち込みました。2年生になってからは気が向いたり大会前になったらちょっと練習しに行くという感じで緩さに拍車がかかり、3年間で、部活が辛いと思ったことなんて一度もありませんでした。今、ブラック部活ということで土日も練習があって顧問も生徒も大変というニュースを見たりします。私が所属していた弓道部では、顧問の先生が顔を出すことなんてほとんどなく、土日に練習があったとしても行きたくなければ行かなくてすんでいたので、ただ楽しいだけの部活という思い出が残っています。